ファインダーから、撮りたいものを見つめるだけでピントが合う「視線入力AFカメラ」
連写中でも視線入力AFは有効で、目で追うだけで移動被写体に完全追従する視線サーボAF機能が搭載されています。
また、外装処理には、高品位のアルミ素材を使用しています。

仕様
形式35㎜一眼レフ
ファインダーファインダー視野率(縦x横)90%×92%
ファインダー倍率(50mm∞位置)0.71倍
フォーカスAF / MF
シャッタースピード30~1/4000秒
マウントEOSマウント
測光モード評価/部分/中央部重点平均
測距点3点
使用電源2CR-1/3Nリチウム電子(6V)、または4LR44アルカリマンガン電池を1個
大きさ幅152.5mm x 高さ104.5mm x 奥行71mm
重量595g
発売年月1995年(平成7年)9月
発売価格88,000円(ボディのみ)
修理内容

こちらのキヤノンEOS55は、「ロック不良で裏蓋が閉まらない状態で、ミラーの表面がクモリ(カビ?)でほぼ見えない状態です。」ということで、修理依頼がありました。

裏蓋ロック不良

裏蓋のロック不良については、ボディ側のロック部品を交換することで、問題無く、裏蓋は開閉できるようになりました。

リターンミラー曇り

リターンミラーは、かなり曇っていましたが、清掃を行うことで、曇りは除去できました。

リターンミラーの緩衝用モルト

リターンミラーの緩衝用モルトに劣化が見られたため、古いモルトを除去して、新しいモルトに貼り替えました。

ミラーボックス

ミラーボックスの遮光材に糸ゴミが付着していたため、除去しています。

ミラーボックスの糸ゴミを除去しない場合、シャッターを切った際、フィルムに付着する可能性があります。

もし、糸ゴミがフィルム付着した場合、その箇所は未露光となるため、ゴミが黒く写ったようになります。

アイカップ(接眼目当て)

アイカップのゴム部分が経年劣化により、白っぽく変色していましたので、変色が目立たなくなるように補修しました。

接眼レンズ

接眼レンズに汚れが見られたため、分解しない範囲で清掃を行っています。

外観

ボディのボタン周りに付着した、目立つ埃の清掃を行いました。

レンズマウント

レンズマウントの金属部分の汚れが目立ちます。

この汚れが、レンズ装着時の滑りを悪くするほどではありませんが、念のため、汚れの除去、清掃を行っています。

Canon EOS55 フィルムカメラ修理
この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。