PENTAX MX

PENTAX MX フィルムカメラ修理

今日はペンタックスMXのフィルムカメラ修理をご紹介します。

不具合状況

こちらのMXは、お客様のお話によると、2年ほど前に他店で修理を行なったとのことで、その後、2年間、全く利用しておらず、久しぶりに、写真を撮ったところ、高速シャッターで撮った写真が、すべて右側が真っ黒の写真になってしまったとのことでした。

カメラをお預かりしたところ、シャッター幕のかぶりが見られ、幕の走りが悪い状態でした。

修理内容

モルト交換

トップカバーを外します。

トップカバーを外すと、トップカバー部分や、巻き戻し軸周りなどに劣化したモルトが見られます。

劣化したモルトはポロポロと崩れて、ファインダーにゴミが付着したり、可動部分に入り込むと動きを悪くします。

PENTAX MXは、カメラ内部に多くのモルトを利用していますが、経年劣化で、モルトはボロボロの状態と思われるため、修理の際に交換を行います。

PENTAX MX フィルムカメラ修理

トップカバーを外したところ

PENTAX MX フィルムカメラ修理

トップカバー裏側

リターンミラー側は、前面にモルトが貼られていましたが、奥側にはモルトが貼られていませんでした。

下記写真はモルト貼り直しのため、初めに貼られていた前面のモルトを剥がしています。

PENTAX MX フィルムカメラ修理

リターンミラー側

前板の裏側を見ると、やはり、モルトは交換されておらず、ボロボロの状態です。

PENTAX MX フィルムカメラ修理

前板

モルト交換後

劣化したモルトは交換を行いました。

PENTAX MX フィルムカメラ修理
PENTAX MX フィルムカメラ修理
PENTAX MX フィルムカメラ修理
PENTAX MX フィルムカメラ修理

シャッター不良修理

シャッター幕のかぶりについては、シャッターユニットに関連する部分に、ゴミや油の固着などがみられたため、繰り返し清掃、注油を実施することで、シャッター幕の走りは良くなり、幕かぶりは見られなくなりました。

主な修理内容は下記の通りです。

・シャッター幕かぶり
・露出計調整
・シャッター速度調整
・ファインダー分解清掃
・シャッター幕軸注油
・スローガバナー清掃、注油
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・外観清掃
・レリーズロックのプラ部品取り付け

製造年月日

トップカバーの裏に「56 3 28」という数字が見れます。
これは、おそらく昭和56年3月28日ということと思われます。
PENTAX MXの発売年が1976年(昭和51年)なので、発売年から5年後のモデルなのではと思われます。ちなみに、1976年は、PENTAX MEが発売された年です。

この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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