Canon F-1

Canon F-1N

今日は、キヤノンF-1のフィルムカメラ修理をご紹介します。

Canon F-1は1971年(昭和46年)に最初のモデルが発売されました。
その5年後の1976年(昭和51年)にマイナーチェンジしたモデルが、F-1Nとも呼ばれているこちらのカメラです。

F-1とF-1Nの違いは色々ありますが、見た目的には、巻き上げレバーにプラカバーが付いたので、一目瞭然です。

修理内容

こちらのF-1は、点検整備ということでご依頼がありました。

点検を行うと、いくつか気になる点が見つかりましたが、特に気になったのは、ファインダー内に見える、レンズの絞りに連動して動作する追針(丸い針)が、レンズを絞り込んだ後、絞りを開放側に戻しても、上側に止まったまま戻らないという不具合でした。

追針が戻らない原因は、追針の可動部分の油などの汚れが原因と思われます。

修理は、追針が稼働する箇所を清掃することで、滑らかに動くようになりました。

追針修理
追針修理

主な修理内容は下記の通りです。

・追針動作不良修理
・シャッター速度点検調整
・シャッター幕軸注油
・露出計点検
・露出値確認
・フィルム装填確認
・フィルムカウンター確認
・X接点確認
・ファインダー脱着確認
・ファインダー枠ネジ部品交換
・フォーカシングスクリーン簡易清掃
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・外観清掃
この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理レビューを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。