PENTAX LX
今日はペンタックスLXのフィルムカメラ修理をご紹介します。
ペンタックスLXは1980年(昭和55年)に発売された、プロ向けの高級機です。
発売時の価格はボディが112,000円、アイレベルファインダーFA-1が13,000円でした。シャッターは電子シャッターとメカニカルシャッターのハイブリッド式です。
低速側(1/60~)が電子式で、1/2000~1/75が機械式です。
シャッター幕はチタン幕の横走りフォーカルプレーンシャッターを採用しています。
なお、AUTOを使うと、すべて電子シャッターとなります。修理内容
こちらのLXは、下記不具合の部分修理のご依頼となります。
低速時ミラーアップ
1点目は、低速(1/60~)でシャッターを切るとミラーアップしたままになることがあるとの事です。
その後、高速でシャッターを切ると、すぐに戻る場合もあれば、しばらく戻らなかったりする場合があるとのことです。カメラをお預かりしてから、低速シャッターを何度か切りましたが、ミラーアップの現象は確認できませんでした。
低速シャッターのみミラーアップするとのことですので、こちらの主な原因は、ソノレイド(電磁石)の汚れと思われるため、該当する部分の清掃を実施しました。
リターンミラーの拭き汚れ
2点目は、お客様ご自身で、リターンミラーを拭いてしまい、汚れがひどくなってしまったとのことです。
リターンミラーは清掃を行います。
その他に、フォーカシングスクリーンの清掃を行いました。
写真
追記
こちらの修理ブログは、修理実績の紹介ブログとなります。
現在、ペンタックスLXの修理は修理部品欠品のため基本的には承っておりませんので、ご了承ください。