Nikon FE

今日はニコンFEのフィルムカメラ修理をご紹介します。

Nikon FEは1978年5月に発売され価格はボディのみ69,000円(ブラックは4,000円高)でした。

中央部重点測光の絞り優先AEでシャッターは1/1000秒~8秒の電子制御ですが、BとM90のみ機械式シャッターです。

露出計はアナログ追針式なので、針の振れ具合が、視覚的にも感覚的にも撮影時に楽しめます。

FEは誤操作に対する細かな配慮がいろいろとあり、裏蓋開閉ロック、フィルム感度設定ロック、露出補正ロックがあります。

以前、ブログでも紹介しましたが、ロックする中の爪がプラスチックのため、摩耗したり破損した場合、裏蓋が開かなくなります。
ただし、丁寧に扱ってきたFEであれば、そこまで摩耗するパーツではないので、問題はありません。

FE関連で、何度か問い合わせがあったのは、巻き戻しクランクが外れてしまい、中に入っているクランク軸に乗っている小さいバネ(フリクションバネ)を紛失してしまったというものです。

巻き戻し部分

修理内容

こちらのFEの不具合はミラーアップです。

ミラーアップの不具合についてですが、ボディ下部のレバーの滑りが悪く、シャッターを切った後にレバーが引っ掛かってしまい、ロックしてしまうような状態だったため、分解清掃修理を行ないました。

底蓋を開けたところ

修理後の検証ではレバーのロックは見られず、ミラーアップも起きていません。

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