Nikon F2

カメラの修理がどのように行われているのか?
Nikon F2の分解、整備(修理)、組み立てを通して数回に分けてご案内します。

第1回目の内容はコチラ
「ニコンF2のカメラ修理 その1」

第2回目の内容はコチラ
「ニコンF2のカメラ修理 その2」

今回の修理内容

第3回目は組み立てとモルトプレーンを貼っていきます。

13.モルトプレーン(遮光材)を貼る

組み立て前に必要な箇所にモルトプレーンを貼ります。接着剤はコニシ社のGクリヤーを使います。
前回紹介したミラーボックス内の消音のためのモルトプレーン以外に下記場所にモルトプレーンを貼ります。

・ミラーアップ時の緩衝部分

・ボディ内

・ミラーボックス(こちらはミラーボックス組み込み後)

・フィルム室

※モルトの貼り替えではありませんがフィルムのガイドレール部分も滑りが良くなるよう清掃しておきます。

14.ミラーボックスを組み立て

ミラーボックスを組み込む前に写真にあるレバーの位置を確認しておきます。

ミラーボックスは前から後ろにスライドさせて組み込みます。
その際、レリーズレバーが引っ掛かるので、ピンセットでずらして組み込みます。


ミラーボックスの組み込み後、ネジを締めます。ネジは合計8本あります。黄色い丸部分は長いネジです。

ミラーボックス上部

15.トップカバーの組み込み

巻き戻しクランク側のトップカバーから組み込みます。

巻き戻しクランクのパーツを組み立てます。

化粧板を接着します。化粧板は接着はコニシ社のG103を使います。

巻き戻しレバーを組み立てます。
割り箸などを使って押さえ、ノブの部分を時計回りに回して締めます。

取り付けた状態

巻き上げレバー側のトップカバーを組み込みます。
仮止めしていた巻き上げレバーやTLリング、シャッターダイヤルは外します。シャッターダイヤルはバルブに合わせてから外します。
トップカバーの組み込み

シャッターダイヤルの組み込み
押しネジが3本あります。

TLリングの組み込み
TLリングはパーツが3つあります。右から順番に組み込みます。

写真の通り、突起があるので、TLリングの凹み部分を合わせて組み込みます。

巻き上げレバーの組み込み
巻き上げレバーのパーツは写真の右のパーツから組み込みます。

※文字盤の墨入れ
文字盤が擦れて見にくい場合は墨入れを行います。塗料はエナメル塗料を使います。トップカバーを組み込む前に行います。
Lの文字が擦れています。

塗料を少し多めに盛ります。

綺麗に拭き取れば文字盤に墨が入ります。

16.革張り

革を張る前にセルフタイマーユニットを組み込みます。
組み込む前に写真のようにレバーの位置を決めておきます。

革を張ります。接着剤はコニシ社のG103を使います。
革を張った状態

セルフタイマーのパーツを組み込みます。右側から順番に組み込みます。

セルフタイマーを組み込んだ状態

17.ボトムカバー(底蓋)の組み込み

仮止めしていたモータードライブのカップリングパーツは外しておきます。


モータードライブのカップリングパーツを組み込みます。

ボトムカバーを組み込んだ状態

18.完了

組み込み完了です。

第1回目の内容はコチラ
「ニコンF2のカメラ修理 その1」

第2回目の内容はコチラ
「ニコンF2のカメラ修理 その2」

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