minolta XE
今日はミノルタXEの修理を行います。今回は適正なシャッタースピードより速いという不具合です。
こちらのカメラを測定器で計測したところ、シャッタースピードが1/1000秒時におよそ1/2000秒、1秒時におよそ0.5秒くらいで切れており、約2倍くらいのシャッタースピードで切れています。シャッタースピードの調整はトップカバーを開け、プリズムの上にある基盤のダイヤルを回すことで調整が可能です。
ミノルタXEの不具合といえば大半はプリズムの腐食です。こちらのカメラはプリズム腐食は見られませんでしたが、プリズムの腐食はプリズムに接触しているモルトの劣化によって起こりますので、この部分のモルト張替も行います。
あとは、プリズムとスクリーンマット、ボディ全体を清掃、各部点検して修理完了です。