OLYMPUS PEN EE-2


今日は、オリンパス ペンEE-2のフィルムカメラ修理をご紹介します。

ペンEE-2は1968年(昭和43年)5月に、価格は11,000円(ケース付)で発売されました。

特長はペンEES-2のレンズ30mm F2.8から28mm F3.5に、焦点を固定に変更したカメラです。
ちなみに、ペンEES-2はペンEESのフィルムカウンターを自動復元式にして、ASA400のフィルムを使用可能にし、ホットシューを装備しています。

修理内容

こちらのペンEE-2の主な不具合は下記の通りです。

・レンズのガタ
・赤ベロの動作不良
・露出計の動作不良

レンズのガタ

レンズはネジ3本で固定されていますが、このネジの内、すでに2本のネジが外れており行方がわかりません。

最後の1本のネジは今にも外れそうなくらいグラグラ状態で、とてもレンズを固定できている状態ではありませんでした。

ネジを締め直せば、レンズのグラグラ状態は解消しますが、元のネジ2本が見当たりません。
まずは、レンズを取り外してみると、ネジが1本落ちてきました。

残りのネジ1本が見当たりませんが、ひとまず、他の修理を行なっていきます。

取り外したレンズと露出計

赤ベロの動作不良

赤ベロの動作不良はよくありますが、今回の動作不良は外れたネジの影響でしょうか。

赤ベロは低照度になると出て来ますが、この赤ベロが低照度でも出ない状態になっていました。

赤ベロの動作不良は、部品の変形が原因でした。
赤ベロの部品が他の部品に少し引っ掛かり、時々赤ベロが出てこない状態となっていました。
当たりがある部品の変形を修正し、赤ベロに関連するレバーの動作にも粘りが見られたため清掃を行ったところ、赤ベロは問題なく出るようになりました。

露出計の動作不良

通常、セレン光電池に反応して、露出計の針は動作しますが、こちらのペンEE-2は針が正常に動いたり、突然針が止まったりしていました。

正常に動作する時は、何の問題もなく動作しますが、一旦、針が止まると、しばらく動かず、しばらくすると、何かのタイミングでまた動き出します。

赤ベロを修理した後、試しに一度、組み上げて様子を見てみましたが、やはり時々露出計の動作が思わしくありません。

セレン光電池はテスターで測定し反応していたのですが、念のためセレン光電池を分解してみたところ、中からネジが出て来ました。

このネジは先に記載したレンズを固定するネジでした。
これで、ネジは3本揃いましたので、元のネジで締め直し、ガタは無くなりました。

ネジを取り出して、レンズを固定し、再度、露出計の状態を見てみたところ、先に記載したような、突然、露出計が止まるようなことが無くなり、正常に動作するようになりました。

セレン光電池から出てきたネジ

その他に下記のような作業を行っています。

・セレン外装プラパーツはひび割れのため部品交換
・レンズ清掃
・ファインダー清掃
・露出計調整
・モルト交換
・フィルム室内の清掃
・外観清掃

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