Canon FTb

今日はキヤノンFTbのカメラ修理をご紹介します。

キヤノンFTbは1971年(昭和46年)3月に発売されました。
写真にあるFD50mm F1.8付きは当時49,800円でした。

FTbはキヤノンの一眼レフのフラッグシップであるF-1と同時発売でした。
FTbの基本機能はF-1とほぼ同等で35mm一眼レフカメラの中堅高級機種としての位置づけだったようです。

修理内容

こちらのCanon FTbは、お若いお客様のご依頼品で、最近フィルムカメラに興味を持ち始めたところ、おじい様のフィルムカメラが見つかったとのことで、修理して使いたいとのことです。

カメラは長い間利用されていなった様子で、以下のような不具合があります。

・巻き上げ後、シャッターを切るとミラーアップし、巻き上げるとミラーが戻る
・スローシャッターが切れない
・ファインダーが見づらい
・バッテリーチェッカーが作動せず

ミラーアップや、シャッター周りの不具合は油切れによる場合があります。
まずは分解し、各部に注油して、ミラーアップおよびシャッター速度の状態を見ます。

ファインダーが見づらい原因はプリズムが腐食しているためです。プリズム交換で対応します。

バッテリーチェッカーに関しては、接点の不良によるもので、接点を磨くことで通電します。

バッテリーチェッカーの接点
トップカバーを外し、巻き戻しクランク側の赤い枠がバッテリーチェッカーの接点です。青い枠は露出計の接点です。

シャッターダイヤルと露出計の連動
FTbのシャッターダイヤルと露出計は金属の板で連動しています。
組み立て時には1/1000秒、ASA100に合わせ、写真の通り、赤丸で囲った位置がほぼ一直線になるように組み上げます。

一通りの整備を実施後は、注油した各部等、しばらく時間を置き、動きがなじむまで様子を見てから、最終的に微調整を行って完了となります。

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