OLYMPUS OM-2N

今日はオリンパスOM-2Nのフィルムカメラ修理をご紹介します。

OM-2Nは1979年にOM-2の改良モデルとして発売されました。

絞り優先AEを内蔵したカメラで、TTLダイレクト測光が可能です。

OM-2と見た目はほぼ同じですが、カメラに刻印された「N」の文字で判別できます。

トップカバー

修理内容

お客様によると、長い間、家に眠っていたカメラとのことで、学生時代にアルバイトをして購入した思い出のカメラとのことです。

カメラの状態としては、プリズムの腐食は激しいが、電源は入り、露出計も反応があり、巻き上げ、シャッターも切れているとのことでした。

実際に、カメラをご送付いただいてから、状態を確認すると、プリズム腐食は、かなり進行しており、ピント合わせも難しいくらいでした。

マニュアル、オート共にシャッター速度の調整が必要です。

電源スイッチの入りが悪い時があり、ONにしても、スイッチが入るときと入らない時がありました。

修理は、腐食したプリズムの交換と電源スイッチ不良修理、シャッター速度の確認、調整、露出計の確認、調整を行いました。

その他の作業としては下記の通りです。
・露出値の確認
・ファインダー清掃
・モルト交換
・フィルム室内の清掃
・外観清掃
・シャッターダイヤル部品交換

トップカバーを開けたところ

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