Nikon F Eyelevel

Nikon F アイレベル フィルムカメラ修理

今日はニコン F アイレベルのフィルムカメラ修理をご紹介します。

修理内容

Nikon F アイレベル 分解
こちらのF アイレベルは全体の状態確認と整備の依頼です。
気になる点は、プリズムの腐食やファインダースクリーンの汚れ、モルトの劣化とのことです。

カメラが到着して、状態を拝見したところ、プリズムは下部に腐食が見られました。
こちらは、プリズムの再蒸着処理を行いました。

ファインダースクリーンの汚れについては、分解をして、フレネルレンズとスクリーンに分離してから、それぞれの清掃を行いました。

モルトは、内部の緩衝用モルト、リターンミラー緩衝用モルト、フィルム室内のモルト（実際は紐のような緩衝材）の交換を行いました。

シャッターは、測定器を使って測ると、特に、高速側のシャッター速度が遅かった（1/1000秒が1/500秒くらい）ため、許容範囲内に収まるよう、速度調整を行いました。

主な修理内容は下記の通りです。

・プリズム再蒸着処理
・シャッター幕軸注油
・スローガバナー注油
・シャッター速度調整
・ファインダー分解清掃
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・外観清掃

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