Canon AE-1
今日は、キヤノンAE-1のフィルムカメラ修理をご紹介していきます。
修理内容
こちらのAE-1はレンズ、ファインダ内のカビや汚れの清掃とカメラ全体の点検と修理のご依頼です。
カメラをお預かりして状態を下記の通り確認しました。
ファインター汚れ
ファインダー内は、汚れが確認できました。
こちらは分解清掃となります。
シャッター鳴き
シャッター鳴きの症状が出ています。
シャッター鳴きはミラーボックス内にある、リターンミラーのギアの油切れが原因ですが、症状が悪化するとシャッターを切った際にミラーアップしてしまいます。
分解して、油切れのギアへ注油を行います。
シャッター速度
シャッター速度は全体的に遅い状態です。
特に1/1000秒が許容範囲を超えて遅くなっています。
シャッター幕軸への注油を行い、専用の測定器を使ってシャッター速度の調整を行います。
露出計
露出計は、適正露出よりも1段ズレが出ています。
例えば、適正露出では露出計の指針が絞り値F16を指すべきところ、F11を指しています。
つまり、露出計に合わせて撮影すると露出オーバーの写真になります。
露出計は専用の測定器を使い、調整を行います。
絞り連動不良
絞り連動不良が出ています。絞り連動不良は、カメラ側の不具合です。
現状、絞り羽根の開閉は出来ている様子ですが、絞りの動きが悪い時がある様子です。
絞り連動不良はマウント側にあるレバーと繋がるカメラ内部のギアの油切れが原因です。
分解して該当するギアへ注油を行います。
モルト劣化
モルトに劣化が見られます。
劣化したモルトは除去して、清掃後に貼り直しを行います。
レンズ汚れ
レンズ内の汚れが確認できました。
こちらは分解清掃となります。
修理内容
・シャッター鳴き修理
・絞り連動不良修理
・ソノレイド清掃
・シャッター幕軸注油
・シャッター速度調整
・露出計調整
・ファインダー清掃
・フィルム室清掃
・外観清掃
・レンズ分解清掃
・絞り連動不良修理
・ソノレイド清掃
・シャッター幕軸注油
・シャッター速度調整
・露出計調整
・ファインダー清掃
・フィルム室清掃
・外観清掃
・レンズ分解清掃
この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
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