minolta SRT101
今日は、ミノルタSRT101とMC ROKKOR-PG 50mm f1.4のフィルムカメラ修理をご紹介します。
修理内容
minoruta SR-T101
こちらのミノルタSRT101は、「父親から譲ってもらったが、実家のタンスに30年以上寝ていた」ということです。
「状態は電池切れでファインダー覗いても真っ暗です。」ということで、ミラーアップしている状態です。修理は以下の通り行いました。
・ミラーアップ修理
・露出計不良修理
・シャッター速度の確認と調整
・露出計の確認と調整
・劣化モルト交換
・ファインダー清掃
・フィルム室内の清掃
・外観清掃
・各部必要箇所への注油ミラーアップは巻き上げを行うと、ミラーが下がり、シャッターを切るとミラーが上がったままになってしまいます。
こちらの原因はカメラ内部の油切れが原因です。
必要な箇所へ注油することで、ミラーアップが解消します。外観については、可能な限り清掃を行いましたが、塗装面の腐食もあり、汚れが幾分か残っています。
トップカバーを外したところ
プリズム部分MC ROKKOR-PG 50mm f1.4
レンズの状態は悪く、カビやクモリ、ヘリコイドのグリス抜けが見られます。
修理は以下の通り行いました。
・カビ取り、クモリの清掃
・ヘリコイドのグリスアップ
・外観清掃レンズについては、レンズの分解を行い、可能な限りのカビ取り、クモリの清掃を実施しましたが、清掃後もカビ跡やクモリが残ってしまいました。
ヘリコイドのグリス抜けが見られましたので、こちらはグリスアップを行っています。