OLYMPUS OM-1
今日はオリンパス OM-1のカメラ修理をご紹介します。
OM-1は当店の修理ブログに何度も記事にしていますが、相変わらず、高い人気を誇る機種のため、ご親族の方やご友人からいただいたOM-1を修理して、自分で使いたいと言ったお客様は非常に多いです。
カメラのデザインが、「これぞフィルムカメラ」といった感じで、とてもカッコいいですね。
修理内容
こちらのOM-1はかなり長い間利用されずに保管されていた様子で、外観の汚れもひどく、低速シャッターの1秒と1/2秒が切れません。また、プリズムの腐食もあったため、プリズムは交換を行っています。
低速シャッターが切れない原因はミラーボックスから見て下側、カメラ底面にあるスローガバナーの油の固着が原因です。
スローガバナーの清掃と注油を行うことで、1秒と1/2秒は切れるようになりました。
また、スローガバナー部分にある、ゴムダンパーにも劣化が見られたため、交換を行いました。
スローガバナー
ゴムダンパー交換後(赤丸の箇所)
合わせて、G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4とE.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5のレンズのカビ取り清掃も依頼されたので、カメラと一緒にその写真も載せました。