PENTAX MV1

今日はPENTAX MV1のフィルムカメラ修理をご紹介します。

MV1はMEをベースにした普及機の位置づけで、こちらの修理ブログでも何回か紹介しております。

MV1は小ぶりで、軽く、取り回しも良く、操作はAUTOにして、絞りとピントを合わせれば気軽に写真が撮れる、とても良いカメラですので、若い方から中高年の方まで幅広い年齢層の方にお勧めできるカメラです。

28mmなどの広角レンズを付け、絞りをF8、ピントを5mくらいに固定して、後は構図だけ決めれば、難しいことは考えずに気軽にスナップ写真が撮れると思います。

修理内容

こちらのMV1はシャッターチャージを行った際、露出計ランプが上下で点灯し、測光不可となり、その状態で、シャッターボタンを押すと、ミラーアップして、シャッター幕が開きっぱなしになってしまいます。

不具合の原因については、電子基板の不良や受光素子の劣化、接点不良など、想定される不具合に関連する箇所を色々と調査、検証しました。

その結果、最終的にシャッターユニットが故障の原因であると判断し、修理は、シャッターユニットを交換して、動作確認を行いました。

シャッターユニット交換後は問題となっていた、「露出計ランプが上下で点灯し、測光不可となり、その状態で、シャッターボタンを押すと、ミラーアップして、シャッター幕が開きっぱなしになってしまう」という点は解消し、問題なく動作するようになりました。

シャッターユニット交換に際しては、念のため、元々のシャッターユニットを分解清掃し、動作確認も行いましたが、不具合は解消されなかったため、交換を行っております。

取り出したシャッターユニット

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