Canon F-1
こちらのキヤノンF-1はマイナー変更されたモデルで、キヤノンF-1NとかF-1改と呼ばれています。
前モデルのF-1との違いとしては、巻上げレバーにプラスチックカバーが付いたり、巻き上げ角度が変更されるなどの細かな違いがあります。
マイナー変更で、ちょっとうれしい点は、バッテリーチェックのダイヤルが自動復元になった点や、巻戻しクランクを引き上げた時にクリック感があったり、ボディ背面にメモホルダーが追加された点などです。
仕様
形式 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ マウント FDマウント外爪バヨネット式 シャッター 4軸式布幕横走行フォーカルプレーン式シャッター シャッタースピード 1秒~1/2000 B(バルブ) ファインダー 着脱可能アイレベル式、倍率0.77倍、視野率97% 測光方式 TTL開放追針合致中央部分測光式(CdS受光素子) フィルム感度使用域 ISO 25~3200 電源 HD型水銀電池 1個 大きさ 幅147mm x 高さ99mm x 奥行43mm 重量 820g 発売年月 1976年(昭和51年)9月 発売価格 104,000円(ボディのみ) 修理内容
こちらのF-1は、ファインダーから見える、絞りに応じて変化する追針が絞りを回しても変化しないとのことで、修理依頼がありました。
不具合の原因は、追針のレバーの固着によるものでした。
主な修理内容は下記の通りです。
・露出計不良(追針不動)修理
・露出計精度点検
・露出値点検
・露出計スイッチ接点清掃
・電池室接点清掃
・シャッター幕軸注油
・シャッター速度点検調整
・ミラーボックス内の一部塗装
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・外装清掃
この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理レビューを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
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