RICOH GR1

RICOH GR1 フィルムカメラ修理

今日はリコーGR1のフィルムカメラ修理をご紹介します。

修理内容

こちらのGR1はモルト交換の依頼です。

フィルム確認窓などに貼ってある遮光用のモルトを貼り替えます。
このモルトは経年劣化で加水分解してしまうため、遮光の役割を果たさなくなってしまい、そのまま撮影すると光の角度によって、赤い光のようなものが写ることがあります。

モルトは、フィルム確認窓以外にボディに2か所、裏蓋に2か所貼ってあります。

モルト交換後
RICOH GR1 フィルムカメラ修理

RICOH GR1 フィルムカメラ修理

主な修理内容は下記の通りです。

・劣化モルト交換(5カ所)
・レンズ簡易清掃
・EE値測定

EE値測定

EEとは Electoric Eyeの略で、自動露出機構のことです。
EEの値は測定器を使って測ることができます。

GR1をPモードで動作させると、シャッターを切った際、光の明るさに応じて自動的に絞りやシャッター速度が決まり、撮影がされます。

その時、カメラが適正露出で撮影されているかどうかを数値的に表した値が、EEの値です。

EE測定

EEの値は、シャッターはそれぞれのLVで5回くらい切った時の上限値と下限値を記載し
ています。

EEの値は、±0であれば、適正露出となります。

測定した環境

シャッターモード:Pモード
ISO:100
LV:15/12/9

LVとはLight Valueのことで光の明暗を数値化したものです。

LV15は日中野外の晴れの光
LV12は日中野外の曇りの光
LV9は明るい屋内の光

測定結果

LV:15
EE:+0.57~+0.68

LV:12
EE:+0.35~+0.46

LV:9
EE:+0.36~+0.45

上記の通り、概ね良好なEE値を示しています。

もし、露出補正される場合は、露出補正ダイヤルをマイナス(-)側にひと目盛り程度回せば、より適正露出に近づくと思いますが、このくらいの値であれば、露出補正をしなくても、通常のネガフィルムでの撮影であれば、プリント時に補正されるため、あまり露出を気にされる必要は無いかと思います。

※リコーGR1シリーズについては、交換部品がご用意できないため、モルト交換以外の修理は受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
こちらの記事の目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの記事を見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラ修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。