Ricoh AUT0 HALF E
仕様
フィルムシステム 35mmパトローネ入りフィルム(135) 画面サイズ 24mm×17mm レンズ リコー 25mm F2.8 3群4枚構成(設計理研光学、製造富岡光学) フォーカス 2.5mに固定焦点 シャッター セイコーシャ BS 11-3 1/125(AE時) 1/30(フラッシュ時) シャッタースピード AUTO 8~1/1000秒 マニュアルメカニカル B・1/100秒 露出計 セレンメーター、針押さえ式AE 大きさ 幅89mm x 高さ67mm x 奥行34.5mm 重量 330g 発売年月 1966年(昭和41年)11月 発売価格 12,800円 ケース・ストラップつき 修理内容
こちらのオートハーフEは下記のような修理依頼です。
・シャッターが切れない
・裏蓋がうまく閉じない
・内部のクリーニングシャッター不良
シャッターは切れないとのことでした、正確には、シャッターは切れるが、シャッター羽根に粘りが生じているため、正常な状態では切れていません。
シャッター羽根は油による粘りが生じていたため、羽根の開閉に不具合が出ていました。
修理は、シャッター羽根の脱脂を行い、問題なくシャッターが切れるようになっています。
裏蓋開閉不良
お客様のお話では、フィルムを交換した際に裏蓋がキッチリハマらずセロテープで押さえた事が一度あったとのことでした。
裏蓋の開閉については、フィルム有無の両方で何度か試しましたが、特に問題はなく、正常に開閉ができていましたので、たまたま、フィルム装填がうまくいってなかったなどが原因と思われます。
内部のクリーニング
ボディシャーシとレンズシャッター間のモルトが劣化していたため、モルトの貼り替え、およびその周辺の清掃を行っています。
主な修理内容は下記の通りです。
・シャッター修理
・裏蓋開閉点検
・巻き戻し点検
・レンズ分解清掃
・ファインダー清掃
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・内外装清掃
この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。