PENTAX S2

PENTAX S2 フィルムカメラ修理

今日はペンタックスS2のフィルムカメラ修理をご紹介します。
正式な名称は、アサヒペンタックスS2となります。

S2は、1959年(昭和34年)発売当時、シャッタースピードは1/500まででした。
その後、後期型が発売され、シャッタースピードは1/1000秒となりました。

今回お預かりしたS2のシャッタースピード表示ダイヤルは1/500秒なので、前期型と思われますが、シャッターダイヤルの刻印がないにも関わらず、空白部分にクリック感があり、1/1000秒が切れる仕様です。

修理について

お問い合わせ内容は下記の通りでした。

「シャッターが切れません。」
「巻き上げレバーも動きません。」

シャッターは幕がダメになっていたため、交換となりました。
巻き上げ不良は分解して修理です。

プリズムが結構腐食していたため、プリズムも合わせて交換となりました。

主な修理内容は下記の通りです。

・シャッター不良修理
・シャッター幕交換
・巻き上げ不良修理
・ミラーアップ修理
・シャッター速度調整
・ファインダー分解清掃
・シャッター幕軸注油
・スローガバナー注油
・フィルム室清掃
・外観清掃
・プリズム交換
PENTAX S2 分解

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