OLYMPUS OM-1
今日は、オリンパスOM-1のフィルムカメラ修理をご紹介します。
修理内容
こちらのOM-1はプリズム交換と劣化したモルトの交換依頼でした、その他にも様々な不具合を抱えたカメラでした。
主な不具合内容
・セルフタイマー枠破損
・セルフタイマースタートレバー化粧カバー欠品
・フィルム感度ダイヤル塗装浮き
・ミラーボックス内の塗装劣化
・露出計の絞り連動不良
・露出計表示板のズレ
・巻き上げギアの砂噛みフィルム感度ダイヤル塗装浮き
フィルム感度のダイヤル中央部分に腐食し塗装浮きがあるため、部品交換を行っております。
露出計の絞り連動不良
露出計に絞り値を伝える、絞り連動に不具合が見られました。
原因は、ミラーボックス内にある連動糸を引っ張っているバネが経年劣化で、張力が弱くなっていたためでした。
この影響で、連動糸の動きが悪く、50mmF1.4のレンズでテストした際、レンズの絞り環を回しても、F値の8から16に変化が見られないことが多くありました。
修理は、ミラーボックスを取り出し、連動糸を引っ張っているバネの部品交換を行いました。
バネの交換により、連動糸の戻りは改善しています。
巻き上げギアの砂噛み
ボディの底面に砂が入り込んでいました。
この砂の影響で、巻き上げに関連するギアの内部に砂が噛んでしまい、時々、巻き上げがかなり重くなり、正常な巻き上げが困難な時がありました。
修理はギアの洗浄を行った後、ギアにグリスアップを行いました。
不具合修理以外に下記のような整備も行っています。
・シャッター幕軸注油
・スローガバナー注油
・巻き上げレバー下ダンパー交換
・露出計調整
・シャッター速度調整
・ファインダー分解清掃
・フィルム室清掃
・外観清掃
・スローガバナー注油
・巻き上げレバー下ダンパー交換
・露出計調整
・シャッター速度調整
・ファインダー分解清掃
・フィルム室清掃
・外観清掃
この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
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