OLYMPUS M-1
今日は、オリンパスOM-1のフィルムカメラ修理をご紹介します。
修理内容
こちらのOM-1は下記にような不具合の修理を行ないました。スローシャッター不良
スローシャッター(1/30以下)がすべて同じ速度で切れていました。
スローシャッターの動作不良の原因は、スローガバナーの油切れが原因です。
スローガバナーへ注油を行うことで、許容範囲内のシャッター速度でスローシャッターが切れるようになりました。
シャッター速度調整
1/1000秒だけ、時々シャッター速度が速く切れることがありました。
頻度としては、10回か20回に1度くらい後幕の速度がやや速い速度で切れています。
1/1000秒以外のシャッター速度については、特にそのような傾向はみられず、1/1000秒のみに見られる現象です。こちらは、シャッター幕軸へ注油を行い、速度を調整した後も、後幕の速度がやや速い傾向が見られますが、全体の速度を見ながら、許容範囲に収まるようシャッター速度調整を行っております。
露出計調整
露出計は、ややズレが見られますので、測定器を使い調整を行っています。
巻き上げレバー破損
巻き上げレバーのプラカバーが欠品となっていましたので、レバーの交換を行いました。
セルフタイマー化粧板部品交換
セルフタイマーの化粧板が割れていましたので、部品交換を行っております。
主な修理内容は下記の通りです。
・スローシャッター不良修理
・巻き上げレバー交換修理
・露出計精度調整
・セルフタイマー化粧板部品交換
・シャッター幕軸注油
・スローガバナー注油
・シャッター速度調整
・劣化モルト交換
・ファインダー清掃
・フィルム室清掃
・外観清掃
こちらの記事の目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの記事を見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラ修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
こちらの記事を見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラ修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。