Nikon New FM2
今日はニコン New FM2 のフィルムカメラ修理をご紹介します。
修理内容
こちらのニコンNew FM2は、半年ほど使わずに保管していたところ、シャッターが押せなくなっていたとのことで、修理依頼がありました。
New FM2では、時々ある修理依頼ですが、こちらのカメラは、意外な原因でシャッターが切れませんでした。
シャッター不良
New FM2は、ファインダー内で絞り値を確認できるのですが、それが見えていません。
絞り値が見えない原因は、おそらくカメラ内部にあるミラーの脱落です。
シャッターが切れない原因は、おそらく脱落したミラーがカメラ内部のどこかに挟まって、シャッターが切れない状態と思われます。
カメラを分解していくと、脱落したミラーが出て来ました。
シャッターが押せなくなった原因は、この脱落したミラーが、カメラ本体内に入り込んでしまったためと思われます。
ミラーを取り除き、噛み合わせ不良となった箇所を修理したところ、正常にシャッターは切れるようになりました。
脱落したミラーについては、破損もキズも見られなかったため、元の場所に再接着し、ファインダーを覗くと問題なく絞り値も読めるようになりました。
主な修理は下記の通りです。
・シャッター不良修理
・絞り直読窓のミラー修理
・ファインダー分解清掃
・露出計確認
・シャッター速度確認
・スピードライト点灯確認
・フィルム装填確認
・フィルム室清掃
・劣化モルト交換
・外観清掃
この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
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