Nikon FM10 フィルムカメラ修理
完全機械式カメラ
仕様
形式機械制御式35mm一眼レフレックスフォーカルプレーンシャッターカメラ
ファインダーペンタプリズム使用 アイレベル式
シャッター上下走行式フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード1/2000・1/1000・1/500・1/250・1/125・1/60
1/30・1/15・1/8・1/4・1/2・1秒
B(バルブ)
13段階
測光方式TTL中央部重点測光(絞り込み測光も可能)
マウントニコンFマウント
電源SR44酸化銀電池2個
またはLR44アルカリ電池2個
CR-1/3Nリチウム電池1個
大きさ幅139mm x 高さ86mm x 奥行53mm
重量420g(電池含まず)
発売年月1995年(平成7年)5月
発売時価格37,000円(ボディのみ)
修理内容

こちらのニコンFM10は、カメラ内部にミラーが引っ掛かってシャッターが切れない状態ということで、修理依頼がありました。

リターンミラーズレ

リターンミラーの脱落(ミラーズレ)については、リターンミラーをミラー受けから取り出し、接着剤の除去、清掃を行った後、再接着を行い、治具を使って数日間、リターンミラーの圧着を行っています。
リターンミラー再接着後、レンズを装着してシャッターの状態を確認しましたが、正常にシャッターは切れています。

AI連動爪折れ

Nikon FM10 フィルムカメラ修理
AI連動爪折れ(修理前)

AI連動爪が折れていました。AIリングの交換は行わず、折れた爪については、プラスチック樹脂を溶かし、溶かした樹脂を使って、爪を接着しております。

AI連動爪の修理後、レンズを装着して、レンズの絞り環を回転してみましたが、しっかりと接着出来ており、十分な強度が保てていると思います。

この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。