KONICA C35 AF

Konica C35 AF

今日は、コニカ C35 AFのフィルムカメラ修理をご紹介します。

世界で初めてオートフォーカス(AF)機能を搭載したコンパクトカメラです。
愛称は『ジャスピンコニカ』。

発売は1977年11月発売で、価格は、44,800円でした。
シャッターは1/60,1/125,1/250秒。
レンズは、HEXANON38mmF2.8(3群4枚)が搭載されています。
電源は単三電池2本で動作します。

自分の記憶にはあまりないのですが、CMコピーの「ピンボケさんさようなら」はその年の流行語にもなったそうです。

子供の時の記憶に残っているのは、タレントの井上順さんがCMをしていたことぐらいです。

C35 AFのオートフォーカスですが、ピントを外すこともあり、今のカメラのような正確なオートフォーカスではありません。

特にちょっと暗い被写体を狙うと、ピントを外すことが往々にしてあるようです。

ピントが合う時もあれば、合わない時もありますが、当時の世界初AFが味わえる貴重なカメラです。

修理内容

こちらのC35 AFは、お客様から、「直らなくてもいいので、直るようなら直して下さい。」ということで、他のカメラと合わせてお預かりしました。

症状としては、通電がしません。
通電しないと、ジャスピン(オートフォーカス)が使えません。

電池蓋を見ると、かなり腐食しており、接点を磨いても、通電しませんでした。
そのため、電池蓋は部品交換を行い、通電するようになりました。

ずっ---------と、しまってあったようで、モルトはボロボロだったため、劣化したモルトを取り除いて清掃後に交換しました。

貼り替えたモルト
Konica C35 AF

ファインダーは汚れがあるため、分解清掃となりました。

レンズは幸い綺麗だったので、軽く清掃するだけで問題ありませんでした。

※Konica C35 AFについては、基本的に修理は受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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