Canon AE-1シャッター不良 シャッター鳴き 絞り連動不良

Canon AE-1

今日は、キヤノンAE-1のフィルムカメラ修理をご紹介していきます。

修理内容

こちらのAE-1は、シャッターが切れない状態です。シャッタ−が切れていた時は、鳴きがあったとのことです。

シャッター鳴き

シャッターが切れない原因は、シャッター鳴きにありました。

シャッター鳴きの症状は、多くの場合、リターンミラーを可動させるギアの油切れが原因です。

症状の初期段階では、シャッターを切ると、カメラから異音がするようになり、次第にミラーの動作が緩慢となって、最後はミラーアップしてしまうという不具合です。

修理は、カメラを分解して、油切れが生じているギアへ注油を行い、シャッターは切れるようになりました。

絞り連動不良

シャッター鳴きの症状が出ている場合、同時に絞り連動不良の不具合が見られることが多くあります。

絞り連動不良は、マウント側にあるレンズと噛み合う、絞り連動レバーから繋がる内部のギアの油切れが原因です。

初期症状の頃は、ギアの鳴きが見られ、次第にF22やF16など、絞り込んだ場合に、その値まで絞り込まれない症状が出て来ます。
症状が進むにつれ、最大に絞り込んだ状態でも、F5.6くらいまでしか絞り込めず、さらに症状が悪化すると、全く絞り込めなくなります。

こちらのAE-1も絞り連動の不良が見られましたので、修理を行ないました。

主な修理内容は下記の通りです。