Canon F-1
今日は、キヤノンF-1のフィルムカメラ修理をご紹介します。
こちらのF-1は、前期モデルです。
前期モデルは、1971年(昭和46年)3月に発売されました。
その5年後の1976年(昭和51年)に、マイナーチェンジしたモデルが発売されています。修理内容
こちらのF-1は、「フィルムカウンターが不良を起こしており、巻き上げ動作をしても”S”表示のまま進まなくなってしまいました。」とのことで、修理依頼がありました。
フィルムカウンター不良
フィルムカウンターが動作しない原因は、フィルムカウンター窓のプラスチック板が脱落し、その後、巻き上げ操作を行ったため、プラスチック板がフィルムカウンターのギアへ入り込んでしまい、噛んでしまっていたためです。
また、その影響で、ギアが本来噛み合う箇所がズレてしまっていました。
修理は、トップカバーの巻き上げ側を分解し、巻き上げとカウンター部分を分解し、フィルムカウンター窓のプラスチック板を取り出し、フィルムカウンターのギアが正しく噛み合う位置に戻して、正常な動作になりました。
噛んだプラスチック板は、ギアに噛んだ影響で、わずかに欠けてしまっていますが、部品そのものは、利用できるため、カウンター窓に接着し直しました。
主な修理内容は下記の通りです。
・フィルムカウンター修理
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・外観清掃
・劣化モルト交換
・フィルム室清掃
・外観清掃
この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理レビューを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
こちらの修理レビューを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。