Nikon Photomic finder DP-1
Nikon フォトミックファインダー DP-1 カメラ 修理

今日はニコン フォトミックファインダー DP-1の修理をご紹介します。

ファインダー装着例

修理内容

こちらのフォトミックファインダーDP-1は接触不良と、露出計の調整にて修理の依頼がありました。
お客様のお話では、フォトミックA(DP-11)を装着してした場合には、接触不良はなく、フォトミック(DP-1)を装着した時だけ接触不良が起きるということでした。

DP-1をお預かりしてから、数日毎に、当店のニコンF2に取り付け、取り外しをして、接触の確認を行いましたが、接触不良になるようなことは一度もありませんでした。おそらく、接点の汚れと思われます。接点部分については、清掃を行っております。

分解中

プリズムに2点、腐食が見られます。
この腐食はファインダーを覗くと少し気になるため、お客様とご相談の上、プリズムを交換することになりました。

プリズム腐食

露出計の調整については、2点あり、1点目は、バッテリーチェックボタンを押した時の指針の振れ具合が悪いため、調整を行いました。

2点目は、露出計の測光時の調整です。測定器を使い、明暗を切り替えながら適正露出になるよう、調整を行いました。

その他の作業として、接眼レンズを分解しての清掃や、接眼枠のモルトの貼り直しなどを行っています。

こちらのDP-1には、ロゴマークの「N」と「i」の間に僅かな凹みがありました。
この凹みは、露出計の動作に影響を与えるようなものではありませんが、凹みが気になったので、ほんの少しだけ修正を行っています。

凹み部分

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