Nikomat FTN
今日はNikomat FTNのカメラ修理をご紹介します。
ニコンのカメラなのに、なぜ、Nikonではなく、Nikomatなのか?
初めてニコマートを知った時から、あまり深く考えたことはありませんでした。
ニコマートの名前の由来は、聞いていたので、知ってはいましたが、ただ何となく、ニコンのカメラのひとつとしか思っていませんでした。
ニコマートの意味とは
ニコンのレンズ、つまり「Nikkorレンズを使える仲間」のカメラという意味とのことです。
でも、それだと、「Nikomat」ではなく、「Nikkormate」なのではと思いますが、おそらく名前が長いから省略したのではないでしょうか。でも、matだと敷物という意味なのではと思いますが...
海外版では、カメラのネームプレートが「Nikomat」ではなく「Nikkormat」でした。こちらのネーミングの方が、意味が少し理解できますね。
ニコマートシリーズは、1965年から1978年までに製造されました。
この年月の間には、Nikon FとNikon F2が製造されています。「Nikomat」はFマウントの普及機なので、Nikon FやNikon F2とは違う、ブランドの差別化を図りたかったのだと思います。
修理内容
こちらのニコマートFTNは各部点検整備を行います。
トップカバーを外すと、プリズムの上に露出計の基板が見えます。
こちらの基板ですが、接眼レンズのプラスチックの枠の上にねじ止めされていますが、この枠が割れています。露出計基板(左側)
接眼レンズのプラスチックの枠
真ん中が割れています。こちらの部品は交換します。整備を行うため、前板を外します。
前板を外した状態
シャッターユニットを外した状態
巻き上げレバーの戻りが悪いため、分解清掃します。
ミラー部分
ミラーは腐食が酷いため交換します。
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