Minoltaflex IIB
今日は二眼レフのミノルタフレックスIIBのフィルムカメラ修理をご紹介します。
ケンコートキナーのHPにある、ミノルタの歩みというページによると、「ファインダーフードの瞬時開閉、透視ファインダー及び大型ルーペの超動釦装置・フォーカスアイ付6×6判二眼レフカメラ」との説明があります。
発売年は1952年、レンズはROKKOR 75mm F3.5、シャッター速度はBと1~1/500秒でコーナンラピッドのレンズシャッターを装備しています。重さは900gで発売価格は38,000円でした。
修理内容
こちらのMinoltaflex IIBは長期間使わずに保管していたため、点検とメンテナンスを行ないます。
まず、外観についてですが、汚れも少なく、貼り革の状態は革の破れはなく良好です。
このくらいの年代の二眼レフカメラの多くは、保管状態にもよりますが、貼り革の状態が非常に悪いものも多く、修理時に革を剥がすとパリパリと粉のようになってはがれ落ちてしまうことが多いです。
カメラ自体に大きな不具合はなく、シャッターや絞り、ピントなどは問題ありません。
しかし、レンズには汚れとクモリがあります。長期間使われていなかったため、分解して、清掃、注油を行えば、まだまだ、十分撮影が可能です。
正面左側部分
正面右側部分
レンズシャッター部分