PENTAX SuperA
今日はペンタックス スーパーAのフィルムカメラ修理をご紹介します。
1983年発売
価格はボディーのみ68,000円ペンタックス スーパーAは同社のペンタックスMEをベースとしたマルチモードのAEカメラです。
AEは6つのモードをもっており、プログラム自動露出、絞り優先自動露出、シャッター速度優先自動露出、マニュアル露出、TTLオートストロボ、外光オートストロボとなります。
また、レンズについても、従来までのKマウントに接点を付けたKAマウントを採用しています。
ファインダーをのぞくと、LCD(液晶)表示になっているのも特長のひとつです。裏蓋にはグリップが付いており、カメラをホールドしやすくなっています。
修理内容
こちらのSuperAはモルト交換とファインダー清掃の依頼です。
修理と合わせて、露出とシャッター速度も点検しました。
点検は測定器を使って行っています。露出計の動作は問題なく、露出も適正な露出値を示しています。
マニュアル時のシャッタースピードは1/2000秒を除いて、ほぼ許容範囲内の速度で切れています。
1/2000秒のシャッタースピードは、1/1000秒くらいの速度ですので、露出値を計測すると、約1段オーバーとなります。
1段オーバー程度であれば、ネガフィルムでは、プリント時に補正されるため、さほど気にならないかもしれません。
高速シャッターが遅いのはシャッターユニットの経年劣化が考えられます。