PENTAX KM

今日はペンタックスKMの修理を紹介します。

こちらのカメラは露出計が動きません。
まず、電池室を調べようと思ましたが、長い間、電池を入れたまま保管していたため、電池室から腐食が進み、電池蓋の周りまで腐食しています。いつもは、コインドライバで開けるのですが、このカメラは全く開きません。
しかし、KMの電池蓋はカニ目レンチが入る穴が開いているため、今回はカニ目レンチを使い開けました。

電池室には電池が入っており、電池からは緑青が吹いています。カメラを分解して電池室から出ているリード線をテスターで測りましたが、全く通電していません。腐食はリード線の中まで進んでいるため、新しくリード線を引き直します。

リード線を引き直すと露出計の動作が確認できました。露出計は動作しますが、正しい露出を示していないため、調整が必要です。KMの露出計はペンタックスのSPやSPFの露出計とほぼ同じ仕組みです。

さらに、各部点検、整備を行います。

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