OLYMPUS PEN F
今日はオリンパス PEN Fのカメラ修理を行います。
PEN FシリーズはF、FT、FVの3種類がありますが、今回は最初のモデル「F」です。露出計はなく、機械式のシャッターで動作する世界初のハーフサイズの一眼レフカメラです。
ハーフサイズとは35㎜フィルムの半分の大きさで写るカメラです。
つまり、36枚撮りの場合、72枚撮れるということです。かなりの枚数が撮れますね。さて、今回のカメラは巻き上げが出来ず、シャッターが切れず、シャッター幕が途中で止まっています。
早速、分解してみます。
トップカバーとボトムカバーを外し、張革をはがして、前板を抜くと、外してもない大きいネジが落ちてきました。
ネジはシャッター幕のギアにつながる大きなギアの軸ネジです。
ネジを見るとネジが切れてしまっているようです。何か強い力が加わったのかもしれません。
この部分はユニットとなっていますので、ユニットごとパーツ交換を行います。ピンセットで持っているのが切れたネジです。