OLYMPUS OM-1

OLYMPUS OM-1 フィルムカメラ 修理

今日は、オリンパスOM-1のフィルムカメラ修理をご紹介します。

不具合箇所

こちらのOM-1は、動作に問題はありませんが、分解整備のご依頼です。

OLYMPUS OM-1 フィルムカメラ修理
分解中

不具合があった箇所は以下の通りです。

プリズム腐食

OM-1ではプリズムの上にモルトが被せてあり、経年劣化によってモルトが加水分解してプリズムを腐食させます。

こちらは、プリズムの部品交換を行っております。

巻き上げレバー指あてのプラ欠損

前期型のOM-1では時々見られますが、巻き上げレバーのプラスチック部分が経年劣化で欠けてしまいます。

こちらのOM-1はプラスチック部分はすべてなくなっていたため、巻き上げレバーごと部品交換を行っています。

巻き戻しクランクレバーのノブ欠損

クランクレバーのノブが欠損しています。

こちらは、ノブの部品交換を行っています。

フィルムカウンター動作不良

24枚だったり、最後までカンストした時には、フィルムカウンターはスムーズにリセットされますが、フィルムカウンターが、10枚以下くらいの時だと、戻りがゆっくりになったり、なかなか戻らない時がありました。

こちら動作不良の原因はグリスなどの油の粘りが主な原因ですが、こちらはのOM-1はフィルムカウンターをリセットする際に使っているバネの劣化によるものでした。

こちらは、部品交換を行っています。

修理内容

主な修理内容は下記の通りです。

・シャッター幕軸注油
・スローガバナー注油
・シャッター速度確認調整
・露出計確認調整
・劣化モルト交換
・ファインダー分解清掃
・フィルム室清掃
・外観清掃
・巻き上げダンパー交換
・プリズム部品交換
・クランクレバーノブ部品股間
・巻き上げレバー部品交換
・フィルムカウンター部品交換
この修理ブログの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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