Nikon FM10 フィルムカメラ修理
仕様1
形式機械制御式35mm一眼レフレックスフォーカルプレーンシャッターカメラ
露出制御マニュアル
使用フィルムパトローネ入り35mmフィルム
画面サイズ24 x 36mm
レンズマウントニコンFマウント
シャッター形式上下走行式フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピードB、1~1/2000秒
ファインダーペンタプリズム使用 アイレベル式
ファインダースクリーン専用K型(スプリットマクロ式)
ファインダー倍率約0.84倍(焦点距離50mm使用時で∞のとき)
ファインダー視野率約92%
ファインダー内表示緑○LED:適正露出
赤+LED:露出オーバー警告
赤ーLED:露出アンダー警告
ミラークイックリターン式
測光方式TTL中央部重点測光
絞り込み測光も可能
測光範囲ISO100でEV2~19(F16、1/2000秒)
フィルム巻上げ一作動レバー巻上げ式
二重巻上げ・二重露出防止機能付き
多重露出多重露出レバーにより可能
フィルム巻戻し卷戻しボタンおよび巻戻しクランクによる
(卷戻しボタンは巻上げにより自動復帰)
フィルム感度ISO25~32000、1/3ステップ
セルフタイマー機械式、作動時間約10秒(解除不可)
シンクロ接点X接点のみ
シャッタースピード1/125秒以下の低速でスピードライトに同調
アクセサリーシューホットシューのみ
その他の機能被写界深度確認機能
三脚ネジ穴1/4インチ(JIS規格)
電源1.5V、LR44型アルカリ電池2個、CR-1/3N型リチウム電池1個、またはSR44型銀電池2個
電源スイッチシャッターボタンの半押しまたは測光ボタンON時
電源チェック電源スイッチON時、LEDが点灯すれば使用可能
大きさ幅139mm x 高さ86mm x 奥行53mm
質量(重量)約420g(電池含まず)
発売年月1995年(平成7年)5月
発売時価格37,000円(ボディのみ)
修理内容

こちらのニコンFM10は、「フィルム巻上げレバーが動かなくなった」とのことで、修理依頼がありました。

リターンミラーズレ

Nikon FM10 フィルムカメラ修理
ミラーの一部に打痕
Nikon FM10 フィルムカメラ修理
ミラーがズレている

フィルム巻上げレバーが動かなくなった原因は、リターンミラーのズレによるものです。

リターンミラーがズレたことにより、シャッター動作に不具合が生じてしまい、一連のシャッター動作が途中で止まってしまったため、巻上げレバーが動かなくなっていました。

修理は、リターンミラーをミラー受けから取り出し、接着剤の除去、清掃を行った後、再接着を行い、治具を使って数日間、リターンミラーの圧着を行っています。

リターンミラー再接着後、レンズを装着してシャッターの状態を確認しましたが、正常にシャッターは切れています。

この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
  1. 使用説明書を参照 ↩︎