キヤノン初のプロフェッショナル向け一眼レフカメラがCanon F-1です。
発売から向こう10年は不変ということを謳い、マイナーチェンジはあったものの、実際に10年間販売が行われ、まさに不変のモデルとなりました。
修理内容
こちらのキヤノンF-1は、当時新品で購入され、30年間ほど使用していなかったが、最近使う前にオーバーホールをされたいとのことで修理依頼がありました。
主な修理内容
- シャッタースピード調整
- シャッター幕軸注油
- スローガバナー注油
- 巻き上げ注油
- 露出計精度確認
- 劣化モルト交換
- フォーカシングスクリーン分解清掃
- フィルム室清掃
- 外観くすみ磨き(ボディシャーシ、カバー、ダイヤル)
- ロゴ墨入れ部分汚れ除去
- アイレベルファインダープリズム、接眼清掃
- アイレベルファインダーカバーくすみ磨き
- アイレベルファインダーロゴ墨入れ部分汚れ除去
仕様
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ | 24x36mm |
マウント | FDマウント 外爪バヨネット式(スピゴット式) マウント内径48㎜、フランジバック42㎜ ボディ側:開口信号レバー、絞り信号レバー、自動絞り作動レバー レンズ側:AE切替ピン、開口信号ピン、自動絞りレバー |
シャッター | 4軸式金属幕横走行フォーカルプレーンシャッター |
シャッタースピード | 1/2000・1/1000・1/500・1/250・1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1秒、B、X |
ファインダー | 着脱可能アイレベル式 倍率0.77倍、視野率97% 視野内表示:測光範囲、露出計指針および追針、絞り込み測光用定点、シャッタースピード値、高低警告 |
露出制御 | CdS素子使用 TTL開放追針合致中央部分測光式 / TTL絞り込み地点合致中央部分測光式(中央12%部分)、測光連動範囲は、EV2.5~18(ISO100:F1.4) |
フィルム感度使用域 | ISO 25~2000 |
電源 | HD型水銀電池(1.3V)1個 |
大きさ | 幅147mm x 高さ99mm x 奥行43mm |
重量 | 820g |
発売年月 | 1971年(昭和46年)3月 |
発売価格 | 78,000円(ボディのみ) |
この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。 こちらの修理ブログを見て、お問い合わせいただいたお客様の同一機種のカメラの修理をお約束するものではありませんので、あらかじめご了承ください。