シャッター泣きと絞込みレーバーを入れても絞り値が変化しないということで、修理依頼がありました。
修理内容
シャッター鳴き
シャッター鳴きが顕著に見られます。
異音は、大きく、リターンミラーの動作も緩慢です。
こちらは、リターンミラーのギアの油切れが原因となるため、分解して注油を行いました。
絞り連動不良
絞りレバーの動きが悪く、鳴きもあり、絞り連動不良が確認できます。
こちらは、絞りレバーに繋がるギアの油切れが原因となるため、分解して注油を行いました。
露出計精度
露出計の動作に問題は無く、測定器を光量の明暗差に応じて、露出計の値は変化しています。
ただし、精度については、およそ1.25段~1.5段程度のオーバー露出を示しています。
測定器を用いて、露出計の精度調整を行い、適正露出が出るようになりました。
露出補正

露出補正のロックが効かず、ASA感度ダイヤルの露出補正目盛りが1/4から4の間で意図せず動いてしまいます。
こちらは、あまり見ない不具合ですが、分解したところ原因が判明しました。
結果としては、露出補正をロックする金属の突起が折れており、その影響で露出補正のロックができません。


修理まとめ
- シャッター鳴き修理
- 絞り連動不良修理
- 露出計精度調整
- 露出補正ロック不良修理
- 巻き上げ鳴き注油
- 劣化モルト交換
仕様
| 型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
| マウント | FDマウント |
| シャッター | 4軸式の布幕横走行フォーカルプレーン |
| シャッタースピード | B・X・30~1/1000秒 全速電子制御式 |
| ファインダー | ペンタ固定アイレベル式 倍率0.83倍、視野率=上下93.4%、左右95.3% |
| 測光方式 | TTL開放中央重心平均測光/TTL絞り込み測光(SPC使用) |
| 電源 | 6Vの4G-13型酸化銀電池又は4LR44アルカリマンガン電池1個 |
| 大きさ | 幅141mm x 高さ92mm x 奥行48mm |
| 重量 | 620g |
| 発売年月 | 1978年(昭和53年)4月 |
| 発売価格 | 83,000円(ボディのみ) |

この修理レビューの目的は、修理をご依頼していただいたお客様に向けての修理内容のご紹介となっております。
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